シン・シティ

三人の主人公が愛する女性のために戦う。愛の復讐劇。という男気あふれるストーリーのはずなんだけどあまりその三人がカッコ良く見えなかったのはたぶんその復讐の仕方が残忍極まりなかったからだろうな。まあ犯人の仕業も残酷でそのサイコ的な世界観が売りなんだろうけど。そういった意味では“パートカラー”という表現は実に効果的。噴き出す鮮血をグロテスクに見せない効果もある。そして原作がアメコミだけあって各キャラクターも個性的。デヴォン青木の演じる二刀流のミホとか、イライジャ・ウッドの演じるカンニバルのケヴィンとか。そしてあいかわらずキレイなジェシカ・アルバ。なんで「ダーク・エンジェル」打ち切りになったんだよう。