ブレイクスルー・トライアル

ブレイクスルー・トライアル  ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~

ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~

以下Amazonより。

懸賞金1億円の一大イベント<ブレイクスルー・トライアル>に参加することを決めた、門脇と丹羽。それは、技術の粋をつくした難攻不落の研究所に侵入し、制限時間24時間以内に、所定のものを持ち帰るというものだった。彼らにはそれぞれの過去があり、このイベントで優勝することによって人生を変えようと考えていた。
ひょんなことからイベントに紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループ、保険会社の依頼で、その強盗を追う私立探偵、研究所の守りを固める叩き上げ頑固一徹の管理人、ライバル会社から派遣されたスパイチームなどが参加を表明し、それぞれ思惑を胸にイベントに集結する。侵入者を阻むため、各所に設けられた指紋、静脈、虹彩などの生体認証。さらには、凶暴な番犬や新型警備ロボットの一群など、数々の障害に立ち向かい、突破するのはどのチームなのか。

第5回『このミステリーがすごい!』大賞、大賞受賞作。にもかかわらずAmazonでの評価が低いわけが理解できた。潜入系サスペンスなのに肝心の潜入シーンから全く緊張感が伝わってこない。いつの間にか始まって、いつの間にか終わって、結局読んだ後には何も印象に残ってないという。せっかくコンピューターメーカーに現役で勤務してるんだから、もう少し専門性を盛り込んでもよかった気がする。これじゃああまりにも子供騙しだ。


(図書館)