ジョジョの奇妙な冒険 第4部 (29)〜(47)

ジョジョの奇妙な冒険 29 (ジャンプコミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 29 (ジャンプコミックス)

杜王町の住人たちの話。舞台が杜王町を出ないから冒険的な楽しみはさほど味わえないけど、その分、日常的で閉鎖的な恐怖を味わえる。キャラクターは岸辺露伴吉良吉影のような後世にまで名を残した個性的な奴が出てきたり、個人的にはスタンドを用いた頭脳戦が第3部よりも高度になってるのが好き。ただ唯一、康一の「エコーズ ACT1」が終盤ほとんど使われなかったのが残念。音とはつまるところエネルギーなわけだから、使い方次第では爆弾を超える武器になりそうなのに。今までは“第3部と第5部の間”程度にしか思ってなかったけど、さすが“進化するマンガ”、第3部より楽しめた。


ちなみに杜王町のモデルって仙台らしい。というか荒木先生って仙台出身なのね。だからうちの大学祭に来たのか。

だが断る。この岸辺露伴が最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ」