イキガミ (1)〜(4)

イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)

イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)

以下2巻冒頭より引用。

この国には、大多数の国民に「生命の価値」を再認識させるため一部の若者を逝かせるという法律――「国家繁栄維持法」が存在する。全国民が小学校入学時に受ける「国繁予防接種」……その注射器には1000本中1本の割合で特殊なナノカプセルが混入しており、18歳から24歳までの将来あらかじめ設定された日時にカプセルが破裂……若者の命が奪われる。――だが、その若者が自分の運命を知らされるのは死のわずか24時間前。死を告げる紙・「逝紙(いきがみ)」を受け取った瞬間から、彼らの最後の一日が始まるのだ。


舞台は『図書館戦争』のように現実にはない法律が存在する、現実世界に対するパラレルワールド。主人公はイキガミを該当者に届ける配達人。死ぬ人の直前の行動を描くのは、つい先日までやってたドラマ『ロス:タイム:ライフ』に通じるものがあるが、こちらは人間なのに言わば「死神」でもある主人公の、自分の仕事に対する理性や感情の変化が描かれてある。そこは面白いけど、全体的に目新しさに欠けるかも。一応映画化予定。