「今日の予定は?」「あー、今日は撮影が一本入ってるわ」

2009年春公開予定の映画、伊坂幸太郎原作『重力ピエロ』。そのエキストラという名の“動く背景”の募集がうちの大学に来てたのでちょっと行って来た。役は講義を受ける学生。初めての撮影現場にワクテカしつつ、やはり舞台裏というものは面白い。アングルが変わるたびにメインカメラは移動し、スタッフは小人のようにせわしなく動き回り、物見やぐらみたいな足場が一瞬のうちに崩されていく。たったの3シーン、放映時間でいえばおそらく10分もないだろう場面にこれだけの労力が費やされているのだから、一本の映画を作り上げるのに必要な人員と時間はもはや計り知れない。でも逆にそうした舞台裏を思うと、今まで何気なく見ていた映画もまた違った顔を見せてくれる。果たして実際に撮られたこの場面がスクリーン上でどのように映るのか、実に楽しみだ。



最後にいただいた記念品(重力ピエロのブックカバー)。本棚にあった『重力ピエロ』に装着しといた。


参考:

CINEMA TOPICS ONLINE|伊坂幸太郎の代表作「重力ピエロ」が今、最も旬なキャストを揃え 待望の映画化!!
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=6908