ハチミツとクローバー ##
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/08/19
- メディア: ペーパーバック
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でも実は真山には共感できたりする。三角関係とかそこら辺はよくわからないけど、リカさんを守るために貯蓄をする彼には賛同せざるを得ない。ロマンも何もないけど、やはりお金なのだ。大切な人を守るのにまず必要なのは無論、無償の愛だ。それがなければ始まらない。でもそれは所詮「盾」に過ぎない。そこにはさらに「武器」となるお金が必要なのだ。だからオレは出世をして、稼げるだけ稼ぐ。残念ながら結婚なんてまだ遠い未来のような気がするけど、いつか守りたい人、守るべき人ができたとき、その人を守りぬくだけのものは持っていたい。無償の愛はきっとそのときになったら自然と手に入るだろうから。
おっと、柄にもなく青いことを言っちまった。とりあえずあれだ、ラストシーンが素晴らしい。あそこであのサンドイッチは反則だ。
それにさ
もし好きな女に何かあった時にさ
「何も考えないでしばらく休め」って言えるくらいは
なんかさ
持ってたいんだよね
今 あの言葉の意味を 思い知る
あんな ちっぽけな 花ひとつ
買ってやれない 男に
好きな女の子 ひとりなんて
救えるわけなんか
ないんだよ