禁書 / ALI PROJECT

禁書

禁書

アリプロを始めて知ったが『コッペリアの棺』。最近はニコ動の作業用BGMにときたま混ざってるのを耳にするぐらいで、なんとなく「妖精帝國の世界をもっと強烈にしたもの」というイメージを持ってたんだけど、いざちゃんと作品として聴いてみると、むしろメロディアスで、教会で奏でられるようなどこか宗教音楽的な印象のほうが強かった。よく妖精帝國アリプロは同じ趣向として一つに括られるけど、個人的には似て非なるもののような気がする。前者は外の世界に開けてるけど、後者はその中で完結してる感じ。


今まではその世界観が強すぎるせいでアリプロを無意識的に避けてきたが、ふたを開けてみればむしろこちらのほうが好みかもしれない。なんと言ってもこのストリングスがオレの琴線を刺激する。『小さき者への贖罪の為のソナタ』とかマジそそられます。