とにかくすぐやる人の考え方・仕事のやり方 / 豊田圭一 / ★★★★☆

「あれ、以前に一度読んだことあったっけ」と思ってしまったぐらい、自分が今実践している(しようとしている)ことが書かれてあって、でもブログやブクログを見てみても読んだ形跡がなかったのでおそらく初見。つまりよく聞くような、基本的で、裏返せば本質的な考え方がたくさん書かれてある良書。でも仕事術に関してはそこまで具体的ではなくて、むしろここに書かれてあるようなことを落としこんで具体的な仕事術として完成させたのがかの有名なGTDなんだと思う。やっぱりGTDはすごい。


個人的に参考にしてるのが「8割仕事術」。つまり0から80%まで持っていく労力と80%から100%まで持っていく労力は同じなんだから、一つの仕事を100%にするなら二つの仕事を80%にする。特に上司の確認が必要な場合、上司は必ずと言ってもいいほどダメ出しをしてくるので、というかそれが上司の仕事なので、そういう仕事は8割方完成させたらさっさと提出する。んで直してもらう。そうすれば上司の時間も自分の時間も節約できる(きっと)。


逆にいつになってもできないのが目標を立てること。一年という短いスパンなら実行してるんだけど、これが5年後や10年後、20年後となると何も出てこない。でもたぶんそれは自分が20年後にどうなっていたいかという具体的なビジョンがないからなんだ。だからオレはまずそこから考えないといけないし、それを考えるために必要な情報を収集しなければいけない。いますぐ。


本書のタイトルを読んで少しでも気になった人は「すぐやる」ことの重要性は十分わかっていると思うので、あとはやるだけです。


あとこういう本は読むと「やらなきゃ」って気になるからいいよね。読後一週間ぐらいは。

できない理由を探さない


(8/50)