グエムル

漢江に有毒物質が流され、数年後、その代償として水中生物が突然変異を起こした怪物が生まれた。その怪物に娘をさらわれたカンドゥは命懸けで娘を救出しに行く。韓国映画と言えば必ず誰かしらが死ぬラブストーリーだけど、その韓国がモンスターパニック映画を作ったらどうなるかということでそれなりに期待はしていたんだが、結論から言うと裏切られた。怪物が死角から襲ってくるという生死の境を歩む緊張感とかまるでナシ。というかそもそもこれはそういったハリウッド的な娯楽映画として作られたものではなく、メッセージ的な、映画の主旨は別のところにあるような気がする。そう言った意味では確かに韓国、というかアジア映画っぽい。ただの娯楽で終わらせないところは。でもまあ、とりあえずまた韓国がこういった映画を作っても見る気はしないかな。