一番好きな雑誌は『ダ・ヴィンチ』

唯一困るのは一冊読むと読みたい小説が五冊増えること。終わりのない中毒性。


ただ最近は小説欠乏症というか、とにかくここではないどこかへ逃げたい。そんなとき、クスリをキメる輩がいる一方で、私は読む小説を決める。まだ見ぬ世界へと誘ってくれる、飛びっきりのヤツを。そういった意味でも、『ダ・ヴィンチ』は私にとって言わば麻薬だ。


煙突の上にハイヒール退出ゲームカフーを待ちわびて (宝島社文庫)追想五断章


(『ダ・ヴィンチ』2009年11月号より、気になった作品)