尾久(おく) / 東京都


登別、高円寺、浅草、富山、金沢、熊本、竹富島と行きたい場所が数多ある中で、結局訪れたのは西尾久でした。何の変哲もない東京の下町ですが、自分にとっては小学校時代を過ごした思い出の町なのです。


(以下、誰得写真)



当時住んでたマンション。11階建てはガキにはバカでかい城壁に見えてて、でも今見ればただの古びたマンション。大体が当時のままだったけど、この駐車場の門だけには見覚えがなかった。物騒な世の中になった、ってことですかね。



通学路の抜け道。たまに落ちてる犬のフンを避けて通るのが至上命題でした。久しぶりに通ってみたら途中でふさがってて、どうやらもう抜け道として機能はしてないみたい。



カンケリの缶を置いてたマンホール。集団で一気に奇襲をかけて鬼が全員の名前を言い終わらないうちに缶を蹴る作戦は常識ですよね?



近くの商店街。ほとんど覚えてないが、唯一記憶に残ってる駄菓子屋は当たり前のように跡形もなく消えてました。




ちなみに町中にはこういった個人の製作所がたくさんあって、そこら中から鉄屑と油の匂いがします。何よりもその匂いにノスタルジーを感じる。


と15年ぶりに訪れた町は概観こそ変わってはいなかったものの、やはりそこはもう違う町でした。それを、確認したかった。


もう訪れることはあるまい。


おまけ:

ふと見つけた怪しさ満点のお店。店名は「河内屋糸店」といたって普通なのに、店内にはホルマリン漬けの奇想天外な生物がずらり。そして店先にはこの文句。某国に消されないか心配です。