ヨーロッパ企画第29回公演『サーフィンUSB』


完全なる喜劇。テーマは「繁栄するバーチャルと失われるリアル」。開幕3分で会場中を爆笑させるテクニックはさすがだと思ったが、もう少しテーマを掘り下げて作品に深みを持たせても良かったかなって。最後も少々盛り上がりに欠けたし。まあこれが彼らのスタイルなのかもしれない。それに個人的にはクロジ作品のように、感情が爆発するような人間ドラマのほうが舞台として見てて刺激を受けるっていうのもある。でもとにかく、頬肉がつるほど笑わせていただきました。


そういえば『サマータイムマシン・ブルース』(映画版)のあの雰囲気はまさにヨーロッパ企画の雰囲気だったのね。あの独特のツッコミは好きよ。