アテネ #01 / ギリシャ

アクロポリス

かの有名なパルテノン神殿がある遺跡。でも風景的にはよく見かける写真以上のものはなくて、「ああ、これがあのパルテノンか」で終わってしまった。ここで考古学の知識の一つでもあればもっと深い考察ができたのかもしれないけど、最低でもWikipediaの「パルテノン神殿」項を読んで行くべきだった。

ゼウス神殿

当時は柱が104本も立っていたらしいけど、現在はそのうちの15本を残すのみ。たったの15本。その無常感になんとなく惹かれる。時間こそ真の破壊者。

古代アゴラ

アテネで一番好きだった風景がヘファイストス神殿前から臨む古代アゴラとアクロポリス（写真一番上）。この辺一帯に巨大な神殿が立ち並び、有史有数の賢者達が世界を変える話をしながら闊歩していたかと思うと、それから2000年近くが経ち、もはや遺跡となってしまったその場所をただ眺めているだけの自分のなんと小さきことか。「ああ神よ、我は何の為に生まれてきたのだ」……なんて哲学、妄想、否、自己陶酔するのが楽しい。

つづく。