京都 / 京都府

三十三間堂



修学旅行のときに一度訪れてて、ただ当時の自分はまだ青くて感受性のカケラもなかった。あれから10年経った今、改めて考えてみると千手観音が千体並んでいる、これは「狂気」以外の何モノでもないんじゃないかって。その「狂気」に触れるべく行ってきました。


で、いざ千体の千手観音を前にしてみると、意外にあっさりとその光景を受け入れてしまった。うーん、どうもオレの想像力が暴走してありもしない世界を勝手に作り上げていたみたいだ。ただ千体の千手観音に囲まれて中座する巨大な千手観音坐像の迫力は本物で、「仏像」を堪能するなら間違いなくここだろうなと。三十三間堂の名物である通し矢競技もまだ行われているみたいで、一度は観賞してみたいもの。


ちなみに堂内は撮影禁止でした。

嵐電(らんでん)


嵐電四条大宮と嵐山、金閣寺北野天満宮を結ぶワンマン列車。200円均一。結構使い勝手が良かった。

天龍寺




なんと庭が世界遺産に登録されているとか。でも季節や天気といった演出がうまくシンクロしてなくて、なんだか淋しい雰囲気が漂ってました。これはリベンジかな。個人的な直感は三千院のほうが美しいと言っている。

北野天満宮


初詣。おみくじは引いてません。

広隆寺


天気が良くなかったのでここは仏像鑑賞に切り替えようと、最後は国宝第一号である弥勒菩薩半跏像が眠る広隆寺へ。筆舌に尽くしがたい美しさ。というよりもはや美しさなのかどうかすら危うい。昔、とある学生があまりの美しさに触ってしまったというエピソードがあるらしく、かのサン・ピエトロ大聖堂に眠るミケランジェロピエタ像にも同じようなエピソードがあった。本物の彫刻は見る人を狂気に犯すのだろうか。