ヴィーナスの命題 / 真木武志

ヴィーナスの命題 (角川文庫)

ヴィーナスの命題 (角川文庫)

綾辻行人さんが書評でも書いてる通り、読解力の求められるミステリー。例えるなら木の葉っぱだけが描かれていて、枝や幹が一切描かれていない。だから自分が一体何を見ているのか、読んでいるのかわからなくなる。それこそ物語の世界に没頭すれば見えてくるのかもしれないけど、小説を読んでる余裕のない今の自分の現状ではちょっと難しかった。


ということでひとまず中断。また落ち着いたら再読します。

綾辻行人「この作品を楽しむには、読み解いていく事に対する積極性と、あるレベルの知性・感性が要求される。隅々まで考え抜いて書かれた良質の本格ミステリであることは保証できるが、最後まで読み通しても事件の犯人や真相がよく分からないという人がいない保証はできない」


(−/50)