セーラー服と機関銃・その後

セーラー服と機関銃」の続編。前作とは違ってミステリーというよりヤクザを絡めた青春小説って印象のほうが強かった。汚い大人や友人の死を乗り越えて大きくなる星泉の姿を描いている、って感じ。とある場面では涙腺が刺激すらされた。ストーリーはこっちのほうがシンプルで好きだけど、登場人物の点ではやっぱり佐久間など目高組がいた前作には敵わない。とりあえず“売れたから”書かれた続編にしてはなかなか良い一冊でした。