乙女企画クロジ☆第9回公演『エンガワノクラゲ』


いや、もう、本当に、舞台のチカラってすごい。今回は人間の狂気について学ばさせていただきました。「感情が決壊する」とはこのことか。でも想像してみれば、あれだけ感情を吐露するのは役者さんにとってある意味快感なんじゃないかって気がする。自分の中にある有象無象を全て出し尽くす機会なんて、日常ではそうそうない。


話自体は主軸とその他の部分の抑揚が大きすぎて、いまいちグッと作品に入り込めないところがあって、それでも次回も必ず見に行くと思わせる魅力は十分にあった。


役者さんはやはりあの役を演じきったのとまみがもう脳裏に焼き付いて離れない。あの声優とは思えないモデル体型もあいまって。マイタは正直見終わってキャスト表を見るまで気が付かなかった。今年30歳とは到底思えない。ミサトゥスはあいかわらず笑いを取りに行く三枚目な役なのに、しっかりと見せ場では魅せてくれて、俺の嫁は今回もステキでしたとさ。おしまい。


さて、第10回公演は来年の3月。脳内予約済み。