演劇集団 砂地 番外公演『令嬢ジュリー』


ストリンドベリ作の古典戯曲『令嬢ジュリー』。


個人的に古典戯曲を現代風にアレンジした作品は好きなんです。名作故に脚本は完成されており、現代版ならではの遊び心も楽しめる。創作という点では中途半端なのかもしれないが、語りつくされているがために、ある意味ハードルは高い。今回見た『令嬢ジュリー』も作品のテーマである“人間の性”を醜く表現した上で、時代と共に変わるものは変える。そういった意味では今回の結末には唸りました。


舞台は夢のようだと。映画のようにスクリーンの向こう側ではなく、目の前に繰り広げられているが現実ではない。やっぱりお芝居は面白いなあ。