第35回東京五美術大学連合卒業・修了制作展

多摩美武蔵美日大芸術学部、造形大、女子美大による合同卒制展。場所は国立新美術館。去年は行けなかったけど、今年はメディア芸術祭とかぶっててラッキー。


なんとなく大学構内で見るのとは違う。大学は言わばその作品たちが生まれた故郷で、作品にもどこか安定感がある。でも美術館で見るそれは、外向きで、どこか余所余所しい。そういう雰囲気ってだけで作品そのものがどうってわけじゃないんだけど、卒制展は大学キャンパスで見るべきだなあと思った次第。ちょっとした発見だった。


あまりゆっくり見れなかったけど、『とある構図の現代性』って彫刻がやけに印象に残ってる。彫刻のクオリティは普通。でもその遊び心というか、マリア様の胸元がちゃんと乳袋になってる辺りが面白い。アートというよりエンターテインメントか。